さてみなさん、マラネロGT欲しくなりましたか? 欲しくなったらキットの選択ですが、1/24ではクラフトSさんのミレニオGT(2000年の鈴鹿1000kmレースに参戦したファーストレーシングのモデル)と、大阪のワンワン屋さんで見つけたスケールプロダクションのマラネロGT(2003年のルマンでクラス優勝したプロドライブのモデル)くらいしかありません。 前者はたまにヤフオクにも出てるし、さかつうさんや横浜のラッキーMK−Wあたりで入手可能だと思います。 後者はあまり見かけませんがこれはお勧めできません。 ドイツ製らしいのですが、なんかボディがボッテリとして丸いしキット内容もBBRの1/43の方が精密では?と思うほどです。 どちらも2万円程度しますが、作りやすさの点でも完成度でも1/43の方を私はお勧めします。


基本的なパーツ構成
 その1/43ですが、キットだとBBRやプロバンスから発売されています。 BBRはイタリアのメーカーで、フェラーリのオフィシャルミニカーを作っているところです。 プロバンスはフランスのメーカーで、地元で行われるルマンに出場した全車をモデル化してしまうメーカーです。 プロバンスは驚くほど速いペースで多種のキットを生産していますが、どうもボディのプロポーションがイマイチに感じます。 私はプロバンスがフジミ、BBRがタミヤのような印象を受けました。 私はBBRをお勧めしますが、BBRはエッチング製の窓枠に塩ビ板を貼り付けたものをウインドウとしてボディに貼り付けるという方式を取っており、これが難しいと思われています。 ただ、マラネロGTはウインドウがあまり湾曲していませんのでそれほど難しくは無いと思いますし、最近のキットはこの方式ではなく窓の形にカット済みのウインドウフィルムに窓枠がプリントされている方式になっています。 ちなみに私がお勧めするキットはPJ294以降の550GTです。 PJ294以降はプリント式ウインドウだという事と、575GTC系は格段に部品点数が増えるからです。

 さて、キットが決まると次は購入ですが、出来れば店頭でボディパーツを見て購入したほうが良いです。 ボディパーツを箱から出して陳列している店は少ないかもしれませんが、大概の1/43を扱うお店は言えば見せてくれると思います。 その訳は、製品にばらつきがあり全く気泡が無いものもあれば、気泡だらけのものもある事と、プロドライブ系のボディはフロントスポイラーの先端が非常に薄くなっており、輸送中にここが割れてしまっているものが多い事です。 私が入手したキットでも大半は割れていました。 しかし未開封のキットであればボディパーツはパックされているので必ず破片も入っており、大概は接着で元通りにすることは可能です。 でも割れているより割れてないほうが良いですよね。 その辺にこだわらなければネット通販専門のフィオラノさんはとても安くてお勧めです。 名古屋のラクーンさんも安いですね。 この2店は細かい在庫リストをホームページに掲載しているため、キットを探すときにとても助かります。


スポイラーの割れ
 恵比寿のMr.クラフト、ときわ台のフジヤ、青山のメイクアップ、葛西のホビーショップGT、横浜のラッキーMK−WあたりはBBRのキットの在庫についてはそれほど多くはありません。 ただ各店とも言えばちゃんとメーカーに注文を出してくれます。 (海外なので当然数ヶ月はかかりますが、、) たとえ在庫が無くても国内のガレージキットメーカーとは違い、予定数分生産したら絶版ということは無いそうなので、気長に待てば入手は可能だと思います。 ただ模型屋さんの事情としては、モデラー自体の人口が減ってきている現状では、市場が小さくそんなに売れないものを大量に入荷するのはかなりのリスクであり、また追加注文に対するレスポンスが海外メーカーは余りよくないようなので、出来れば発売前からの予約をお勧めします。

 ちなみに私は1/43についてはフィオラノさんにお願いしています。 1/24のレジンキットについては、ルマンミニチュアなどの海外製品はさかつうさん、ラクーンさん、ワンワン屋さん、国内製品および1/20F1キットはホビーショップGTさんで買っています。 あとヤフオクもほぼ毎日チェックして、結構利用しています。 ただ、フジヤの親父さんがルマンに見に行ってしまうほど熱い人で、初めてでもいろんな事を話してくれます。 欲しいキットはほぼ揃いつつあるので、フジヤさんで買うものがあまりないのが残念ですが、、、

なぜマラネロ? マラネロGTとは? キット選びと購入 キットの特徴 製作の注意点

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